長崎開催の意義

 5月13日及び14日の2日間、本県初のG7関係閣僚会合となる、G7長崎保健大臣会合が出島メッセ長崎で開催されます。

 来県される各国要人をはじめ、関係者の方々を県民・市民の皆様とともにおもてなしの心でお迎えし、長崎の医療・保健衛生の知見や実績はもちろん、歴史や文化、食などの長崎の多彩な魅力や、被爆の実相についても国内外に広く知っていただく機会にしたいと思っております。

 今回のG7保健大臣会合については、まずは所期の目的を達成して、無事に終えることが大切であると考えており、そのことが長崎にとって主要な国際会議の開催実績として蓄積されます。これにより、長崎が国際会議等を開催可能な魅力的な都市として認知されることから、会合後の更なる国際会議等の受入につなげ、交流人口の拡大と経済活性化を図ってまいりたいと考えております。

 また、長崎大学においては、本年4月に感染症研究出島特区を開設し、我が国唯一の熱帯医学研究所等で、最先端の感染症研究を進めております。こうした取組は、今後の国際的な医療・公衆衛生分野の発展に更に貢献できるものと考えており、ぜひ各国の保健大臣をはじめ、多くの関係者の方々にご覧いただいて、長崎を国際学術都市として発展させる第一歩にしたいと考えております。

 さらには、同じ被爆地であり、G7サミットの開催地であります広島と連携して、核兵器廃絶と世界の恒久平和への思いを発信し、核兵器のない平和な世界の実現を目指してまいりたいと考えております。

 今回の機会を存分に活かすために、行政のみならず、医療・保健衛生、産業経済、観光・宿泊、交通・運輸、報道機関など幅広い分野と連携しながら、官民一体となってオール長崎で準備に万全を期してまいります。

 皆様のご理解とご協力をよろしく願いいたします。